「全然、連絡つかない…どうしたらいい!?ねぇ、亜紀?

直樹君…どうしよう…。ヤダよぉ…。」
少しパニック起こしてる、美月を抱きしめて、背中を摩った。

「美月、少し落ち着こう? お腹の赤ちゃんが苦しんでるから…。ねっ?」

「亜紀ぃ…。」

「ったく、何考えてんだ。猛は…。

美月ちゃん、俺らが何とか探すから、美月ちゃん、少し横になってなよ?」

そう言って、携帯を取り出して、タッちゃんに電話をする。
美月をベッドに寝かせて、祈りながら美月の手を握った。