PURE ~ずっと忘れない~

足が震えて仕方ない。

どうしたら、いいの…?

何か、怖いよ…。

どんどん中に入って行く、あたし達。

「どの部屋がいい?」

パネルには、色んな部屋が有ったけど、恥ずかしいのと

怖いのとで、パネルが見れなかった。

そんな、あたしを見て直樹君は

「帰ろっか?」

そう言って、元来た道を帰る。

「直樹…君?」

怒ったの?あたしが黙ってたから…。

「キスが、初めてなら、エッチもまだだよね?

だったら、怖いよな?ごめん。急に誘って…。調子にのってたわ。」

そう言って、あたしの顔を見て、フワリと笑った…。