PURE ~ずっと忘れない~

「亜紀ちゃん。

しよっか…?」

しよっかって、つまり、エッチだよ…ね
経験ない、あたしにも、それ位は分かる。

「いま…?」

「そっ。今。
もうそろそろ、亜紀ちゃんが欲しい。」

ドクン…。


繋いだ手に力が入る。

「いい…よ。」


「マジ…で?」

「う…ん。」

心臓が煩い位に、激しく高鳴る。

あまりのキンチョーに、何処を歩いたか
分からなかったけど
気が付いたら、一軒
のホテルの前にいた。

「入るよ?」