「もしもしぃ?美月?どうだったの?」

早く結果が知りたくて、焦るあたし。

「もしもし?そんなに焦らなくても…。
出来てた。三ヶ月過ぎてた…。

これからの事は猛と
お互いの両親と相談して決めるんだぁ。
亜紀ぃ…。色々有難うね?

亜紀が居なかったらきっと、凄く悩んで、一人で抱えていた
かもしんない。

ホント有難うね?」

電話の向こうで、美月が泣いているのが
分かった…。


少し話しして、電話を切った。


早い目にお弁当を食べて、屋上に行った

「もしもし、直樹君?あたし…。」


ちょうど、休憩に入った直樹君に電話した。

「おうっ。美月ちゃん。どうだった?」
「三ヶ月過ぎてたって…。

猛君と、お互いの両親と、これからの事決めるって言ってたよ。」

「そか…。まあ、これから先の事は、

俺らにも、介入出来ないからな?

でも、良かったな。
無事、結婚して子供産まれると、いいな…。」

「そだね…。それだけが、願いだよ。」

空を見上げると、青い空…。

このまま、上手くいくといいね。

美月…。