「葉月と2人で話がしたいから、2人きりにしてくれないかな?」
美智が彼女たちに言うと、しぶしぶ彼女たちはその場を後にした。
「美智先輩は、優しすぎますっ。あたしは絶対許さないっ!」
最後にキッと睨んで、リーダーかくの彼女がその場を去っていく。
その彼女について歩く女の子達の団体が遠ざかったのを見届けてから、美智が口を開いた。
「ごめんね、今の子達、あたしの部活の後輩。悪い子達じゃないの。」
「分かってる。」
美智に笑顔でそう言った。
あんなウワサを聞いて、しかも実際あたしがどっちとも手繋いで歩いてるの見ちゃってたら、しょうがないかもしれない。
そして自分達の慕ってる先輩を傷つけた。
そう思ったら、あの子達のした行動は、自然なコトのようにも思う。
「…ごめん、葉月。」
美智がまた謝るから、あたしは首を傾げる。
「もういいって。美智のせいじゃないし。」
「違う…。葉月さ、あのウワサには同情するけど、半分は葉月自身の責任だと思う。」

