「似合うよ」 「……似合わないよ。だから、今わたし洗いに行こうと……」 言い訳みたいに慌てて話すわたしをじっと見て、斎藤くんは真顔で言った。 「似合う。可愛い」 「あ……あり、がと」 ドギマギしながらお礼を言うわたしに、斎藤くんは変わらず爽やかな調子で言う。 「美咲ちゃん、大野とうまくいってんだ?」 「えっ!?な、なんで……」 「わかるよ。ずっと美咲ちゃんを見ていたから美咲ちゃんが誰を好きか、なんて」 「斎藤くん……」 ・