色つきリップ〜紅い唇〜

 


「あー大丈夫。気にしないで練習続けてろ」


何事もないように返事をして歩き出す大野。


大野の後に駆け寄り、後をついて行こうとすると、


「ついて来んな」


大野が冷たくそう言った。


「でも……」


「お前こそケガしてるんだから今日は帰れよ」


「……帰れないよ」


「オレと保健室行ったらお前、どうなるかわかんないよ?」


「うん……殴ってもいいよ。わたしのせいなんだから」


本音だった。


気の済むまで殴ってもかまわないから、大野のケガを治して欲しい。


「犯すぞ?」