大野のその姿に何を言ったらいいのかわからないわたしの瞳は微かに揺れて、 『どうして……?』 そう言おうと唇を動かした瞬間、その唇にまた大野の唇が重なった。 開いたままの唇は、大野の舌を容易に受け入れて。 わたしはまた大野の嵐の中で溺れそうになる。 昨日とは違う今日のキスは、暗闇の中全ての音さえも奪って行く。 足元が揺らぐような感覚に、ただ目の前の大野に必死にしがみついた。 ・