色つきリップ〜紅い唇〜

 


受験一色の授業は合理的かつ機械的で。


『なぜこんなカタチになるの?』


そんな疑問を持つ時間も許されぬまま、作り上げられた『公式』を頭に叩き込む。


『公式の意味』を知ることより『公式』を応用することの重要さを説く先生。


『とにかくこれだけを知っていればいい』


そんな言葉に納得できるはずもない。


でも本当は解ってる。


作り上げられは『公式』は多分『近道』。


膨大に広がるいろんな道を迷いながら辿り着いた『安全な道』。