「いい?美咲。メリットは4つあるわ」 「4つ?」 彩香がその細い指を折りながらゆっくりとわたしに話し出す。 「まず1つ。真治と斎藤くんを近くで見比べることによって、自分の気持ちをハッキリさせることが出来る」 「うん」 「2つ。真治にヤキモチを妬かせて、わたしへの気持ちを再確認して貰う」 「なるほど」 「3つ。美咲のことが好きな斎藤くんも美咲の水着姿を見れて嬉しい、イコールわたしに感謝してイイ印象を持ってくれる」 「なに!?最後の!」 ・