「よっ!チヨりんごめんね。急に来ちゃって!」

渋谷がいつもの感じで喋る。けど、津賀はの顔は強張っていた。


それに日向も気付いたようだった。

「ほら、千中新聞についての話し合い!…今日集まってたんだけど、やっぱチヨもいなきゃねーってことで来たんだ…」

「そう、、なの…」

「せっかく来てくれたんだ。お前も座りなさい。」

「…うん。…着替えてくる。」

津賀は階段を上っていった。




それから津賀はいつも通りテンションが高く、変わったとこは見せなかったけど、笑った顔はやっぱり無理していた。

それに…オレとは目を会わせなかった。





夕方5時、確実な証拠もないまま帰る時間になる。


「それじゃぁ…お邪魔しました。」

「ぜひまた来てね。」

父親は優しい顔で笑っている。
でもこの顔がだんだん嫌になってくる。


「津賀…じゃぁな…」


言うなら今だと思った。津賀に目で訴えたけど…アイツは笑って手を振った。

「チヨ…月曜日ね。」

「うん。」

「何かあったら電話して!」
「大丈夫だよ、いっとくん。」


「行こっか…」



津賀を心配しててもオレたちは結局、何もできないんだ。