「そうなんですか…」



「…食べて食べて。2人きりだとなかなか減らなくてね。そうだ、あのお菓子もあったな。」

そう言って、父親は席を立ち、キッチンの方へ行った。


「おい!何か見た?」


オレは伊藤くんに小声で言った。

「見た。タバコ吸う人だね、灰皿慌てて隠した。」

作戦その2、オレと渋谷で父親と軽快なトークを繰り広げてる間、伊藤くんには部屋の中を見てもらっていた。それと同時に父親の仕草も。



「さっきの子、遅いね。トイレわかったかな?」

津賀の父親が階段の方向に体が向く。
慌ててオレは言った。

「あの!……アイツ、大の方をしてるんだ、と、思います…」

渋谷と伊藤くんはこっちを向いた。

「最近…便秘気味っていうんですか?…そんな感じで…長いんじゃないか、と、思います…」


「…それは聞いちゃいけなかったね。」


日向がいたら何て言うだろ。鉄拳が飛んでくること間違いなしだ…。



「すいません、ありがとうございました。」

大?をしに行った日向が戻ってくる。


「お腹大丈夫かい?」

「はい?…あ、はい。」