「よっしゃ!さっそく明日の放課後、実行だ!」



その日、明日のことで一応段取りを決めた。

相手は大ボス。

何があるかわからない…津賀も何するかわからない。


でも、

でも…助けなきゃ!




その日母さんに言った。
姉ちゃんには内緒で…。

「好きな子をね、守りたいんだけど…どうしたらいい?」



恥かしかった。こんなこと二度と言いたくないって思いながら…。


「そんなこと自分で自分なりに見つけなさいよ。……でも…一つだけ言えることがあるとすれば、相手を見ることね。相手を見て、行動すること。」


相手を見て…



守るためにすること。



オレにできんのかな…




不安が積み重なって、寝たのは3時。





そして、決戦の土曜日。

「押すよ?」

津賀の家の前。
渋谷がインターホンを鳴らした。


「はい。」

中から低い男の声。

「あの~津賀さんと同じ中学のものなんですが…」

「…はい。今開けます。」



出てきた男は多分、津賀の父親。
暴力なんて振るわなさそうな顔をしていた。

「千世に何か?」