「だって!見たことあったんだよ。…あれと同じの。」

「って言っても誰に暴力されたの?」

「親。…あいつ親の話するときだけ目が違う。悲しいような話したくないような目。」

「…確かにチヨりん、家の話とかしたことないよね。」

「…オレさ、あいつの家に行こうと思うんだけど…」

「言ってどうすんの?」

「真相を確かめる。」

「確かめるって…アタシは反対。」

「オレも。」

「家に行けばわかる。…あいつがこのままでいいわけない。親が子どもに暴力振るうなんておかしい。…あいつだって…本当の家族愛っての、ほしいと思う。…無理して笑ってんの…もうみたくない。」

「でもさ、でも…暴力じゃなかったらどうすんの?チヨも傷つけることになるんだよ。」

「暴力じゃなくて、本当にぶつけたものだったらそれでいい…それだったら一番いい。」






「はるちゃん。…受け止めた!キミの熱い思い!オレも部長だ。仲間のためにオレができることをする!」

「…3日間休んだのもあざをできるだけ目立たないようにするためだったのかな?…なんかせつない。」

「…訴えられるようなことすんなよ。」

「そしたら伊藤くんが止めてよ。」

「うん。」