「なんじゃそら。暴力なんて受けてないよ。…瀬名きゅん変なの!」

「正直に言ってよ。」

「…正直に言ってんじゃん。ぶつけたって…」

「言ってないじゃん。顔見ればわかんだよ。…前の目のあざだって、転んだって言ってたけど…誰かに殴られたんじゃない?」

「変なこと言わないで!!…わかるわけないじゃん!瀬名くんに!何でも知ってるみたいな顔しないでよ!」

「わからないけど、わかる。」

「意味わかんない。」

「そのばんそうこうだって、タバコの火とかつけられたんじゃないの!?」

「ただの傷だよ。」

「治り遅くね?」

「…なに?なんなの!瀬名きゅんはどうしてもそう言わせたいの?」

「だってそうだもん。違ったらそんなムキになんないでしょ?」







「……もう…めんどくさい。」

津賀は部屋を出て行った。





放課後、津賀は部室に来なかった。


「チヨりん来ないね。」

「どうしたんだろ?最近のチヨおかしいし…」

「多分…津賀なら来ない。」

「おまえ何か言ったの?」

伊藤くんが睨む。

「言った。あのあざ…暴力されたんじゃないかって。」

「はぁ!?ちょっと、何聞いてんのよ!」