手を振って津賀は家に入った。



「帰ろ。」


オレはもと来た道を戻った。




家に帰ると、姉ちゃんと母さんがテレビを見ながら何か話していた。


「…ただいま。」

「おかえり、不良少年!」

「不良じゃねーし。」

「いつまでコンビニ行ってんのよ!」

「ちょっと知り合いに会って…」

「なるほど、彼女ね。」

母さんがこっちを見て笑っている。

「うっさいな!はい、頼まれも!」

頼まれていた物をテーブルに置いた。


「またそうやって2階行くー…連れない弟だねー、母さん。」

「そうだねー、ほんと。」

知らない。
…好きかって言ってろっての!



「見て見て!母さん。…虐待だって!」

「あら、かわいそうにー。」

画面には虐待された女の子の体の傷や実際の体験を流していた。


あれ?…なんか見たことあるような…


「見られないように、タバコの火をばんそうこうで隠してたんだって…」

「こんなことする親ならアタシの方がマシだね。」


いや、あんたもどうかと思うよ。
半分虐待だしね、姉ちゃんとグルんなってさ。


そんなことを思いながら自分の部屋へと向かう。






翌日、