でも、



次の日もまた、津賀はケガをしてきた。

今度は腕に…。
キャラクターのばんそうこうを何枚か貼っている。

津賀は野良猫にひっかかれたと言ってるけど、ひっかかれたにしては傷が多いような…何か疑問に思ってしまった。



その夜、コンビニに買い物をしに行って、近くの酒屋で津賀を見つけた。


「え?津賀?」

重たい瓶ビールを持って、外に並べていた。


「ありゃ、見つかっちまった。」

「バイト!?」

「違うよー。ここ親戚んチ!手伝い!」

「こんな時間まで!?」

もう10時を周ってた。

「うん。あ…みんなに言わないでね。一応、お金もらってるし…バレたくないんだ。」

『金はいっぱいある』って言ってたのはこのことだったのか…。


「言わないけど…」



「千世ちゃん、あがっていいわよ!」

奥から津賀の親戚の人が顔を覗かせた。

「あら?彼氏!?」




!?…彼氏!?!?

初めて言われた言葉に照れくさいけど、あー…なんて素晴らしい響きなんだ!




「冗談やめてくださいよ~。お友達です。」





オレ



撃沈…


何の戸惑いもなく言った津賀は、完全にオレになんて興味はないんだ…