前までは、休みの2日間はあっという間に過ぎてしまうと思ってたのに…

今じゃ、休みの日でさえ長く感じた。



そして月曜日の放課後。

いつもは部室に一番で来る津賀が、今日はまだ来ていなかった。


「チヨ遅いね。」

「あのチヨりんが遅れるなんて何事だろう…」

「昼も来なかった。」

伊藤くんは月曜の昼の放送が津賀と一緒だった。


やっぱあんなヤツでもいないと寂しいもんだ。



…いや、強がって言ってるけど、ほんとはいないと意味がない。



少しの沈黙の後、ドアが開いた。

「ごめーん!遅れちった!」



「チヨりーん!!みんな心配してたんだよ!」

「ごめんね、ごめんね!」

「昼の放送も来なかったけど、何かあったの?」

「ううん。別に…」

「…ちょっとチヨ。そこどうしたの?」


日向の言葉に、津賀の顔を見た。


左目の下にガーゼが貼られている。

「…ああ、これ?昨日、階段から滑っちゃって角にぶつけたの。」


…ぶつけた?


「ぶつけたって…危ないじゃん!?…目に近いし…目は大丈夫だったの?」