急に渋谷がそう言って止まった。


「…どうした?」

「ん?…なんか最近、ここ痛くなるときあんだよね。」

渋谷は心臓を指さした。

「やばくね?」

「んー…でも長く痛みが続くわけじゃないし。…何!?心配してくれてんの!?」

「はいはい。言ってなさい。」


そう言ってる間に、渋谷の家の前に着いた。


「はるちゃん!ちょっと待ってて!」

「なんだよぉ!」

「いいから!」

渋谷は自分の家へと入っていった。



待つこと5分…


「おまたへ!」

「かなりね。」

「はい!」

渡されたものは本。


…そう、エロ本。



「これは?」

「山田くんから聞いたよぉ~。最近、興味あんだって?」

「やまだの野郎…」

「貸してあげるっ!」

「違うよ!誤解してんの!…オレはただ、授業中あんなものを読んでるから注意しようと…ね!」

渋谷はケラケラ笑ってる。

「はるちゃん、きっと誰もが通る道だよ。」

そしてまた笑った。