「声でけぇよ、オレは別に…巻き込まれてなんか……てゆうか、おまえら悪趣味!悪趣味だよ!…勝手に人の後つけて、新聞に載せて楽しんで。オレらまだ中学生じゃん!…こんなの大人がすることじゃねーの!…それに、おまえらにもあんだろ?その…隠したいことの一つや二つ。」

図星か?
ちびまるこもパーマカエルもNo.1も顔を伏せてる。

でも、渋谷は…



「…オレにはないよ。隠してることなんて一つもない。…それと、隠すにも2つの意味があるじゃん。いい嘘と悪い嘘。…相手を傷つける嘘はついちゃいけないと思う。もう15なんだから悪いか悪くないかぐらい二階堂くんでもわかるでしょ!?載せてほしくないならそんなことしなきゃいいんだよ!簡単なこと。だって、ずっと隠しておけるはずないんだから。いつかバレんの!嘘は…絶対!」

「でも、それがバレたとして、山口を傷つけることになる。わからなかった方がよかったって思うかもしれない。」


「だからってそのままズルズルしてんの?嘘ついたまんま?ずっと?違うね、区切りをつけんだ。思い出にして、また進めばいい。」

「そう簡単には区切れないじゃん?」