「誰つけてんの?」

「二階堂くん。浮気をしてるんじゃないかって…」

「…嘘…」

バレてる!



「遥斗ぉ!?何してんだよ!」

「あーごめん。今日はやっぱパス!今度!また今度!」

「…なんだよー。わかった。じゃ、またな~!」


「あ!行っちゃう!」

後を追おうとしたちびまるこの腕を掴んで、あの場所へと向かう。


あの場所…
放送部の部室。



ドアを勢いよく開けた。

「おう!?瀬名くーん!!何、やっぱ恋しかった?」

「ちげーよ!」

「津賀さん、パトロールは?」

パーマカエルが言った。
ちびまるこはオレを指さした。

「邪魔したの?」

「はい、そうですとも。…悪いんだけど、二階堂達のことはほっといてやってくんない?」

「なんでぇー?」

渋谷が言う。

「2人の問題なんだし…。誰かがはまることじゃねーだろ。」

「2人じゃないでしょ。他にも巻き込んでる人いると思うよ?…例えば…キミだ!!瀬名くん!」