「り、理由がわかんなきゃ納得しないよ。なぁ?」

30代の男がチラチラと日向をみながら、みんなに問いかけた。

『うん!!』

彼らの団結は思ってたよりもすごくて、日向を好きな気持ちが強く伝わってくる。


なんか…切なくなってきた。

男の敵、日向~文奈め~!



「…何よ。」

「あ、いやなんでも…ないっす。」


「とにかく!オレらは、ちゃんとした理由を聞くまで別れへんからな!」

「…じゃぁ、言うよ。あたしね、…好きな人ができたの。」




「…オレら以外にってこと!?」

日向はうなづいた。

「初めて、心から好きになった人なの。…だから、別れてほしい。」

「初めてって…僕たちのことは好きじゃなかったの?」

売れないバンドが言った。

「好きってゆうか…なんていうか…まぁ、楽しかったよ。」

「それはー…つまり好きじゃなかったと言うわけですか?」


笑ってごまかす日向。
肩を落とす男たち。

こんな女のどこがいいんだよ。オレには日向の魅力がわかんない…



話し合いはそれから進まず、結局彼らは納得せずに帰って行った。