今、必要なのは勉強することじゃなくて、最後の3年をどう過ごすかってことだと思う。オレみたくなりたくねぇんだろ?だったら、今大事ことはなんなのか考えてみろ。……受かるやつは受かるし、受かんねぇやつは受かんねぇんだ。」



その言葉を聞いて、浮かない表情で伊藤くんは部屋へ戻って行った。




伊藤くんが部屋に戻ると、ギターが目に入る。


「…大事なことか…」





そのころ、
オレと渋谷は伊藤くんチの前に着いた。

恥かしいのも忘れ、大声で叫んだ。


「のえる!!聞こえてっか!?」

「…またまたはるちゃん…恥かしいことを…」

「出てこいよ!街フェス行こう!」

返事も姿もない。

「みんな待ってる!…やっぱ、おまえが必要なんだよ!おまえがいなきゃ、成立たないの!……オレの一生のお願い、おまえに使うからさ。だから…」





「なんなのあなたたち!!いいかげんにして!」

玄関から出てきたのはアイツじゃなくて、母親。

「げっ…母親いたんじゃん。はるちゃん、ヤバいよ。」

それでもオレは続けた。