花陽炎

ファンタジー

文七/著
花陽炎
作品番号
271135
最終更新
2009/06/15
総文字数
1
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
PV数
3
いいね数
0


女は煌びやかな、それでいて怨々とした空気を纏う部屋に居た。

座敷牢、果たして一番この部屋に合う名であろう。

毎日毎夜、違う男に抱かれ、どろどろと渦巻く欲に抱かれ、女は自分を抱き締める。

そんな檻に現われた、一人の男。

「儂と共に来て貰う」

その一言で、何度夢見た外に出れた。

私はその男にさらわれたのだった。

この世の者とは思えぬ程美麗なその男は、物の怪だった――――

目次

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