星が消えるまで...

「えぇー、教科書の4ページを開けてー」


数学の海東先生【カイトウ・センセイ】の

言葉と同時に、

みんな一斉に教科書を開く。

あたしは海東先生の言葉が

全く耳に入っていなかった。


「・・・。教科書忘れたんかぁ・・?」


海東先生はあたしの机の真横に立って、

大きな定規で自分の肩をぽんぽん叩いている。

かぁ・・?ってところの音程が

下がっていたことにあたしは気づいた。

そう、つまり怒り気味のご様子。


「い、いえ、すみません・・。」


えぇっと・・。

『な・ん・ぺ・え・じ・?』

あたしの右隣の隣にいる

茉耶に、口パクで聞いた。

でも茉耶は、『?』

といった感じで首をかしげてる。

どうしよう・・。