毎日寝不足で自分がこの部屋を出て行こうか考えていた。


眠りたいのに、眠れない。


「奈都ちゃんもう寝た?」


「まだ寝てないけど、何かあった。 」


心配になるよ。


私の気持ちに気づいたとか。


「たいした事じゃない。奈都ちゃんと出掛ける事を楽しみにしてるって言いたかった。」


そんな事言われたら、又、涙が溢れそうだ。


「私も楽しみにしてるよ。琢哉さんと出掛けるの初めてだから、凄く嬉しい。」


素直な本当の気持ち。


大丈夫だよね、私。


「なら良かった。俺は邪魔かなって思ったから。」


琢哉さんはそんな心配しなくていい。


「水着も買いに行こうな。」


水着の話は終わりにしてほしいな。


「琢哉さん水着はいらないよ。」


水着は買ったのがあるし、本当にいらないから。


どうして、そんなに水着に拘るのかな。


「俺にプレゼントさせてほしい。」



大好きな琢哉さんにお願いされたら、無理。


琢哉さんはどういうつもりでとか、深く考えるのは止めておこう


「琢哉さんありがとう。琢哉さんの気持ちに甘えさせて貰うね。」


その夜はぐっすり眠むり。


琢哉さんとデートしてる夢を見た。


琢哉さんと二人で手を繋ぎ長い道を歩いていたけど、気がつくと琢哉さんはいなくなっていた。


琢哉さんは何処に行ったの。