何をどう整理して考えていいの分からないままてで。


頭の中がグチャグチャ、ただ現実から逃げようとしているだけなのかも知れない。


中々帰ろうとしない風間に又苛つくし。


風間は夕飯も食べて行くと言い出した。


「奈都ちゃん期末テストで、何か分からないとこあるって言ってたよね。今から見てあげるよ。琢磨君昼寝してるし、奈都ちゃんの部屋行こうか。」


風間はわざと俺を見て言う。


わざわざ、俺を見て言うなよ。


「期末で点数上がったら、プール連れてってくれるっていったよね。プールに友達も連れていっていいかな?」


プールに行くなんて、聞いてないぞ。


風間は俺を挑発してるつもりか。


「構わないよ奈都ちゃん。じゃぁ、プールの為に頑張ろうな。」


奈都ちゃんをプールに連れて行くだなんて。


《止めてくれ。》


奈都ちゃんのビキニ姿想像してしまった。


中学生はスクール水着でいい。


絶対スクール水着に決まってる。


「真人さん、ビキニに買っちゃたんだ。」


奈都ちゃんが爆弾発言をした。


頭が割れそうに痛い。


それはあり得ないだろ。


奈都ちゃんのビキニ姿を風間に見せるだなんて。


駄目だ。


絶対、駄目だ。