隣で眠っている琢哉さんにそっとキスした。



「奈都、おはよう。」



琢哉さんが私のお腹を触った。



「少し目立つようになったな。」



「琢哉さん、嫌いにならない。」



「どうして? 」



「お腹が大きくなって、かなり太っちゃうんだよ。」



体重の増加が半端なくて。



だるまさんになりそうだもの。



「奈都はそんな事気にしてるの。 」




気になります。



「奥さんが妊娠中、旦那さんが浮気するって本に書いてあったから。」



琢哉さんの顔が真剣になった。




その後、笑い出す。



「何バカな事言ってんの。奈都の事こんなに好きなの分からないのか。我慢してたのにな。」



琢哉さんがベットに引き込むと、優しいキスを繰り返す。



「愛してるよ、奈都。」



何度も私の名前を呼びながら優しく抱いてくれた。



もう絶対に離れたりしないから。



琢哉さん、愛してる。



又眠ってしまったみたいで、あれ、足元に何かがいる。


今、動いた。