君の写真を手離せないでいると、琢磨がママの写真返してと怒るから、これはパパのだと親子喧嘩をしています。



早く君の事を思い出したい。



奈都さんに会えば思いだせる気がします。



奈都さんに会える日を楽しみにしてます。




琢哉。】





私の事を思い出した訳でもなのに、嬉しくて堪らなかったかった。




琢哉さんは必ず私の事を思いだして、会いに来てくれる。


来なければ、私が会に行けばいい。



両親に琢哉さんの手紙を見せると、自分の事のように喜んでくれた。



「お腹の子供も順調に育っているし、卒業式が終わったら琢哉君に会いにいこうか。お腹の大きい奈都見たら、琢哉君、腰抜かすだろうな。」




うん、驚いて多分泣くだろうと思う。




泣いた顔が想像出来て何だか笑えた。




私は笑っているから、大丈夫だよ。