15才でママになった理由(わけ)

お願いだから、私に優しくしないでほしい。



「琢哉さんと上手くいってないんだろ。好きな女と離れて平気でいるなんておかしい。あいつは奈都の事なんか忘れて、」



分かってるから、それ以上言わないで。



「分かったような事言わないで。琢哉さんが私を忘れてしまっても、私を思いだしてくれるまで、待つから。」




柊人が私を見た。



しまった。



「今のはどういう意味なんだよ。琢哉さんが奈都の事忘れたって何。思い出すまで待つってどういう事なんだ。」




お願いだから何も聞かないで。




柊人の言葉に答える事も出来ずに、ただ声を上げて泣いた。




困らせて、ごめんね。




「落ち着ついてくれよ。もう何もいわないから、泣かないでよ。」



柊人が泣かせた癖に、狡いよ。




辛さを柊人にぶつけてしまった。



「柊人なんか、大嫌いだよ。」



「俺が悪かったから泣くな。奈都が琢哉さん好きで構わないから、奈都の側にいさせてくれよ。」



それは無理だよ。




一人で、これから先の事を考えなくてはいけないのだから。