頭の固い両親は7才の子供がいる女で、仕事も水商売だし絶対に認めてはくれなかった。


大阪に行き一年が過ぎた頃、病院仲間の先生から、瑠色が女の子を生んだという話しを聞いた時。


その子はもしかして俺の子なのか。


瑠色に会って確かめると、奈都は紛れもなく俺と瑠色の子供だった。


俺は嬉しくて奈都と瑠色を抱き締めたんだ。


瑠色ずっと待たせて、ごめん。


結局奈都を認知しただけで、俺は大阪へ帰るしかなかった。


あの時君は俺の事を何年でも待つと言ったから、俺も必ず奈都と君を迎えに行くと約束。


15年も待たせてごめん。


15年も待ってくれてありがとう。


これからは親子三人ずっと一緒だから。


親子3人で幸せにくらしたい。


もう苦労はさせない。