俺が奈都ちゃんの着替えを持ってく訳にも行かなくて、リビングでウロウロしていると。


バスタオルを巻いた奈都ちゃんが現れ、俺を見て又叫び声を上げると、巻いていたバスタオルが床に落ちた。


奈都ちゃんの叫び声に琢磨が泣き出すし。


裸の奈都ちゃんに俺のシャツをかけた。


「見てないから着替えておいで、良かったらそのシャツ着て。」


奈都ちゃんは頷いて俺のシャツを着た。


なんて、無防備なんだ。


奈都ちゃんは俺のシャツを裸の上に着て、大泣きする琢磨を抱き上げた。


「琢磨泣かないの。お風呂出て喉乾いたね。」


奈都ちゃんは俺に琢磨を抱かせ、琢磨に飲ませるお茶を取りに行く。


奈都ちゃん体のラインが透けて、丸見えなんだけど。


お願いだから早く着替えてくれよ。


さっきまで阿紀の事思っていたのに、男ってどうしようもない生き物だ。


こんな俺は阿紀に軽蔑されそうだな。


ごめんな、阿紀。


何回も阿紀に謝った。


本当に情けない。


これから先奈都ちゃんと上手くやっていけるだろうか、心配になった。