俺たちは付き合って直ぐ結婚した。


早く一緒になりたくて、毎日が本当に幸せで。


阿紀がいるのが当たり前の生活。


結婚してたった2年で阿紀がいなくなってしまった事が、今でも信じられない。


阿紀が死んだなんて、どうしても信じたくなかった。


いつになったら阿紀の死を、現実として受けとめられるのだろうか。


奈都ちゃんと一緒に琢磨を初めて風呂に入れたけど、本当に大変だった。


奈都ちゃんがいなかったらどうなっていただろうか。


奈都ちゃんは服を着たまま風呂場にいたから、汗びっしょりで。

着替えないとまずいなと思い、風呂から出てリビングに向かうと、奈都ちゃんがTシャツ脱いで下着姿でいた。


奈都ちゃんは叫んでるけど、俺は見たくて見た訳じゃないから。


慌ててでたことばが。


「奈都ちゃん、風呂に入っておいでよ。」


奈都ちゃんは風呂場に向かったけど、着替えはいいのだろうか。


まさか、裸で出て来たりしないよな。


可笑しな汗をかいてしまった。


もう、可笑しな妄想が止まらない。


ごめんな、阿紀。