よく考えてみたら本当はもっと前から心のどこかではこの気持ちに気がついていた。 でもその気持ちを認めてしまうコトが怖かったんだ。 だって認めてしまうと止まらなくなってしまいそうだから。 雅輝が私の病室から出て行くコトを止めてワガママ言って困らせてしまうかもしれない。 雅輝にワガママばかり言って嫌われるかもしれない。 雅輝に嫌われてしまったらもう会いに来てくれないかもしれない。 そんな気持ちが無意識のうちに働いていたんだ。