「あたし、行くよ。」



『母さん、大好き!』



「あぁ… ありがとうっ、 かな。」



天使の奴め! いいタイミングで出てきやがる。


しかも、机の上で踊ってるし。



「あっ、ターンした!」


天使は、小さな羽をパタパタ揺らし、クルクルと何回も回って見せた。


あたし、思わず言っちゃった。



「かわゆす~(可愛い)。」