あたしは、眩しい目を 擦りながら、思い切って聞いてみた。


「あんた… どこかから来たの?!」


不思議な物体は、意外なことを口走る。


『こんにちは! … でも ないか? だってねぇ… ずっと住み着いてるか らさぁ。』


「住み着いてる…って 一体、どこに?」


『あら~、やだなぁ! 鞄よ、カ・バ・ン。』