好きな人が、自分を好きでいてくれる。 それは、この世で1番幸せなこと。 ………って、俺は勝手に思ってる。 『悠ちゃんが………好き…』 どうやら俺は、いま、1番幸せな瞬間にいるらしい。 ―――――… 『悠ちゃんっ』 聞き慣れた声に名前を呼ばれる。 それだけでドキッとしてしまう俺は、…おかしいんだろうか。 「…真結」