ねぇ、好き?




初めての経験に、なかなか口を動かせなかった。



ぎゅっと制服のスカ―トを掴み、黙っていると



『とりあえず…中、入る?』



気を遣ってか、悠ちゃんが言った。



「う…ううん!ここで!…あのね」



『ん?』



「あた…あたしね、…悠ちゃんが…」



『うん』



「悠ちゃんが………好き…」



『…』