「…行こっかな」 5時になる5分前。 お隣だからすぐ着くけど、早く出ておこうと思った。 玄関を出て、右に行く。 悠ちゃんの部屋の明かりは…ついている。 「…」 今さらになって…ドキドキしてきた。 涙…我慢できるかな。 「ふぅ―…」 息を吐いて、インタ―ホンを押した。