ねぇ、好き?




部屋に入り、時計を見上げる。



あと…10時間。



「…」



うん…あたし、落ち着いてる。



「あっ、瞼冷やしとかなきゃ」



さっき見た自分の顔を、好きな人に見せるわけにはいかない。



もう1度部屋を出て下に行き、洗面所でタオルを濡らした。



「…ぶさいく」



ほんとに…ぶさいく。



顔も、…性格も。