「泣いたのバレバレ…」 小さく呟き、水を出して顔を洗った。 『真結、朝ご飯食べる?これから作るけど』 リビングへ行くと、キッチンからお母さんが顔を出して聞いてきた。 休みの日に朝ご飯食べるの久しぶりかも…。 「うん、食べる」 『そ。じゃあ30分くらいしたら下に来てね』 「はぁ―い」 お母さんと話していると、お父さんが起きてきた。 軽く挨拶を交わして、2階に上がる。