………高い…。 『さすがに8000円は無理だな』 少しガッカリしたような悠ちゃん。 う―…これ買ってあげたい…けど、あたしも8000円は無理…。 …そうだっ。 「悠ちゃん、他のお店も探してみよ?」 『え、いや、もういいよ?』 「ううん、見に行こ?…あたし、トイレ行きたいから外で待ってて?」 『…わかった』 悠ちゃんが外に出たのを確認してから、あたしは時計を見て回った。