ねぇ、好き?




『え、いいよ別に。なくても困らないし』



「なに言ってるの!前のやつ、いつもしてたじゃん」



『あ―…うん』



「ないと困るでしょ?ほら、見に行こ?」



『ごめん。ありがとう』



ふわっと微笑む悠ちゃんは…可愛すぎるっ。



赤くなる顔を隠すように、あたしは悠ちゃんから顔を背けて、時計が売ってそうなお店を探した。



―――――…



『あ、これいいな』



「どれ?」