ナツの誘惑



コンクリートで象られたベンチに座ると、腰から下にはひんやりと冷気が広がる

開けた視界に見えるのは
色とりどりの花火



でも気を取られるのは

隣の誘惑




「わぁーキレイ!ロマンチックだよね〜。緒斗くん…?」




那都の目的は

どこにあるのか




「…お前さ、篤志のこと好きなんじゃないの?」


「好きだけど?」




無垢な表情で、
何も知らないような目をして




「じゃあなんで…」


「緒斗くん、キスしてよ」




またオレを弄ぶ