ー土曜日ー

美桜は悩みに悩んで服に着替えて、急いで準備をし、待ち合わせ場所の駅に行った。

(えっと、10時だから・・・。よし!!15分前!!・・・え。)

15分前だったら、山本も来ていないだろうと思い来たのだが、山本は腕組みをして壁に寄り掛かっていた。

美桜は急いで山本の元に向かった。

「ごめんっ!!遅れた・・・?」

「全然!!俺も今来たところ。」

山本は笑顔で言った。

「ってか、伊藤可愛い~!」

山本は、美桜の服を上から下を見てサラッと言った。

「ばっ!!なに言って!!」

美桜の顔がどんどん真っ赤になっていく。

「あれ~?伊藤、顔赤くね??」

「べ、別に!!」

2人で笑いながら言い合いをしていた。