「亜紀……」 安藤が心配そうに私を呼んだ。 ミジメだった。 私がいくら好きでも、 だめなの? 石井は違うんだよね、 届かないんだよね。 天井を見上げた。 瞬きはしなかった。 涙が落ちるってわかっていたから。 すると、石井が去って行った方向を見つめていた麻衣が、 「やっぱ超かっこいいー!」と叫んだ。 「「……え?」」 私と安藤は、疑問の声をハモらせた。