ずばり言い当てられて
ドキンと心臓が跳ねた。
ガヤガヤと騒がしい声が遠くなる。
「な……なんにもない!」
「嘘つき!
バレバレだよ!」
私たちのやり取りを見ていた麻衣が、
「亜紀と石井くん付き合ってるの!?」
と、
辺り一帯に響き渡る声で叫んだ。
ひぇぇぇえ!!
や、やめてよ!
し…ん、と静まり返ってしまって、
私は硬直。
安藤も硬直。
軋む首を動かしてあたりを確認すると、
運悪く石井もそこにいた。
静まり返ったのは一瞬だったけれど、
すぐにガヤガヤにもどったけれど、
石井が私を見ていることはわかった。

