第二ボタンと春の風


「……ノートにはさまってない?
いつもはさんでんじゃん」

「……あ」


言われてかばんの中の数学のノートを見てみると、紛れも無くプリントがはさまっていた。


「……あった」

「ばかっしょ」

「う、うるさいなあ」


石井は笑いながら私の髪をわしわしとかきまぜた。


「ああああ~!
ぐっちゃぐちゃになるじゃん!」

「あははは」


もう。

……くやしいなあ。