見たところ、赤くはなっているけど腫れてはいない様子。 よかった…。 「だって聡の手、あたしの頬に当たる前にスピード落ちたもん。」 え…マジで? 知らず知らずの内に自制してたのか、俺? うわ。 ちょっと格好イイ~!! …なんちゃって。 キーンコーンカーンコーン 俺の脳内会話を遮って、5限の終了を告げるチャイムが鳴り響いた。