「おいっ、咲夜!!」
「何?騙されてショックだった?珍しいタイプの女の子だったもんね。キレイな子だったし、今回は聡も心開いてたみたいだし?まぁキレイな顔して性格最悪だったけどね。」
「咲夜っ!!」
「………。」
柄にもなく大声を出した俺。
回りのみんながびっくりしているのが顔を見なくても分かる。
でも、今はそれどころじゃない。
この数分間の咲夜の発言は…いくら咲夜に惚れてる俺でも許せない。
「お前、何か勘違いしてねぇ?真衣はいい奴だし、一途な奴だ。」
「何?あの女のこと庇うの?案外聡も本気で惚れてた?顔だけはキレイだったもんね。」

